小林先生を偲んで

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小林祥(通称:昌義)先生の百日祭が7月31日、救世神殿で執り行われました。親族はじめ包括法人世界救世教の長澤好之管長、東方之光の小坂昇理事長他、東方之光・MOA役員、いづのめ教団役職員ら約80人が参列し、厳かに慰霊の祈りを捧げました。

当初、新型コロナウイルス感染拡大から、教団葬が執り行えず、百日祭を迎えるにあたり「小林昌義先生を偲ぶ会」の開催を予定していましたが、同様に中止せざるを得なくなり、この度の祭事のみ執り行われました。

ここで堀口忠宏元教団総代会長や海外教師から「偲ぶ会」で披露を予定していたお別れの言葉を紹介いたします。


小林先生を偲んで

先生と初めてお会いしたのは20年ほど前、平成10年に私が教団総代になった時でした。先生は常に温厚な笑顔で、私たちの意見を真剣に聞いて下さる寛容さと温かさを何時も漲らせていました。

そしてこの20年間、総代会からのご無理なお願いやご相談を数多くさせて頂きましたが、常に一つ一つ丁寧に話を聞き対応して頂きました。

いづのめ教団の営みを教団方針の変遷からみてみますと、平成12年の三派合意以降5年後の平成17年頃までの方針は浄霊実践を重点にしたものが多く、例えば「一人が百人浄霊行」、「浄霊大行進」、「一日十回浄霊」など利他の心の浄霊実践が御用の中心となっていました。その後平成18年頃より内容が大きく変わり「教主お言葉の学び」が定形となり「想念の実践」や「救いのパイオニア」などが信徒に分かりやすいテーマとして付随されましたが、私たち信仰の基本である「御教え研鑽」や「浄霊実践」は薄まっていったように思います。

そのような中、平成25年渡邊先生がご逝去され理事長が小林先生に代わられました。

祭典時小林理事長としての挨拶は、信仰即生活の基本を強く願う想いから、明主様のみ教えを軸に信徒の体験談や景仰、二代様・三代様のご講話などを交えて分かりやすく、直ぐに実行できるお話になりました。さらに30年以上続く教団の「季刊いづのめ」誌の内容が大きく変わりました。最初のページに明主様の御教えを載せ、次に二代様の御講話が続き、三代様のお歌と続きます。その後に小林先生の「信仰の基礎を学ぶ」という連載物が載り、それは14回を数えました。

その内容は、祭典時の挨拶と同様、明主様のみ教えと御心を中心軸に定め、信仰の神髄と信徒が学び実践する事柄を、国内外の事例や景仰から引用して、誰にも分かる読みやすい内容でした。二代様・三代様の御講話なども随所に取り入れた内容は、先生がこれまで70年以上積み上げて来られた実践信仰の集大成であると感じられました。

しかし終盤にはこれらの内容を快く思えない人達が別の方向を促し、嫌がらせを受けることとなり大変ご苦労されたようです。しかし先生は敢然とご意志を貫かれ、耐えられたお姿に深甚なる敬意を表します。この「信仰の基礎を学ぶ」は学びの書としても大変貴重なものです。信徒の研修資料として活用できるように是非整理して頂きたいと願います。

また、業務改善プロジェクトを発足させ、教団にとって新時代を開く改善施策を、先生が先頭に立って推進し、果断なご決断を下して成し遂げられたことは、決して忘れられない出来事です。

平成18年に、教団内で幾つかの心配な事態が有り、教団総代の私の耳にも入って来ました。

私は信頼できる信徒代表達と教団内の業務や仕組を改善する検討案を作成し、小林先生にご提案いたしました。先生はただちにブラジルに出向中の渡邊先生の同意を得て、役員会の了承を取り、業務改善プロジェクトを発足して頂きました。

プロジェクトは専従者と信徒総代で、5カ月の短期間に50時間に亘り教団運営に関わる重要項目を網羅的に審議しました。リーダーの1人として小林先生が当たられました。

人口減少、急速な少子高齢化などが迅速に進展している社会環境を見据え、組織内の透明性、公平性、社会性を念頭に、マネジメントの見直しと強化を重点的に議論しました。

具体的には、信徒の運営及び監査への参画、内部統制の強化という方針が築かれていきました。

小林先生はこれら多岐にわたる項目に対し各委員達と真剣に議論され、ある時は信徒と教団の意見の対立で丁々発止激論を戦わせましたが、最終的には教団の立場と信徒の要求に叡智をもって調整され、教団史始まって以来の画期的な改善報告書を纏められました。

組織運営の透明性の確保から運営会議には監事と信徒総代会三役が参加することとなり、教団の最終決裁機関である責任役員会に監事の出席が決まりました。その後、信徒総代が責任役員代務となる時期を経て、現在は責任役員会に信徒総代も出席し、専従者が信徒と共に教団運営を行う体制が築かれました。内部統制では特に経理監査の透明性を図ることから、外部の会計事務所に監査を依頼しました。このプロジェクトに掛けられた小林先生の熱意と意気込み、ご努力は並々ならぬものがありました。教団業務を広く捉え、見直しと強化を検討し実現化へ導かれたその成果で、現在のいづのめ教団が赦されていると思います。

あの温厚で愛深い小林先生から、一度有無を言わさずに指示を受けたことがあります。

平成29年8月のある日、夜7時過ぎに小林先生から電話があり、明日の10時までに熱海事務所に来るようにとのご指示でした。私事ですが明日は家内が手術のため入院の日で、私自身の心にゆとりのない時でした。1時間以内という約束で家内の入院道具を持ち

理事長室に入りますと、責任役員代務をやるようにとのご指示でした。そのあとの話はここでは控えますが、明主様は小林先生を通し、私達の心を試され、大きな愛でお使いになり、教団の将来に対しての道筋を御計画されていたのだと考えますと、感動と感謝で身の震える思いになります。

先生はこの時期から幾多の理不尽な事柄でご心痛が高じていたものと拝察いたします。

この度の御逝去は何とも残念でなりません。もう少し後輩に帝王学を授ける余裕が欲しかったと思いましたが、今となっては如何する事も出来ません。

お立場上私の上役でありましたが、私より5歳も若い先生が「お先に!」と逝かれてしまいました。順序礼節を大切にされていた先生が何で、と残念と悔しさでたまりません。

思い出は尽きません。霊界に行かれて安らかに眠ることなく、今迄以上に救世の御用に励んで下さい。

令和2年7月31日

元教団総代会会長 堀口忠宏


海外教師からのお別れの言葉

ブラジル本部長
宮道マルコ レゼンデ

小林昌義先生に謹んでお別れの言葉を申し上げます。

小林先生、私たちブラジル本部の専従者、兼業資格者、信者一同は、皆、先生の訃報から深い悲しみに包まれました。そして、私たちは、先生への感謝の気持ちをどのように表わさせていただけばよいかと考えました。先生をお偲びし、先生が来伯なさった時の動画、写真をまとめて、先生の大好きだったモーツァルトの曲をバックミュージックにして「感謝のビデオ」を作らせていただきました。霊界から、もう見てくださいましたか? 先生の優しい穏やかな様子を見て、〝ああ私たちはいつも、先生から安心をいただいていたんだ〟と改めて気がつきました。

先生は、国際部の部長だった当時、東南アジア(フィリピン、台湾、スリランカ)その他の国々の布教に直接携わり、多くの人を導いてくださいました。

私が1999年に日本に戻り国際部に入ると、間もなくして先生は、秘書室長になられました。先生と一緒にフィリピンに行かせていただいた時のこと、信者さんの先生をお迎えする姿勢に大変感銘を受けたことを今も鮮明に覚えています。先生を尊敬し信頼されている心がヒシヒシと伝わってきました。それは先生が、フィリピンの皆さんの幸せを切に願い、明主様の御教えを取り次ぎ、共に実践され、自分の家族のように、一人ひとりを大切に親身にお世話なさっていたからではないかと思うのです。

今回の教団浄化の中、先生は私に「たとえ一人になっても聖地を守る、教団を守る」とおっしゃいましたね。「自分と一緒に戦ってくれ」とは言わず、ただ一言「ブラジルのことは、マルコに任せる」と信頼してくださいました。この先生の言葉のおかげで、ブラジル本部は、ブラジルに合った方法で聖地を守り、教団を守ることが許されました。先生は、多くの人が教団から去り、いわれなき誹謗中傷を受けながらも文句も言わずにじっと耐え忍んで、断固とした姿勢を貫き通されました。人からは「頑固すぎる、融通が利かない」と言われても、明主様を信じて、正しいことは何があっても貫き通された、この先生の姿こそ、私たちの見習うべき信仰姿勢です。

先生が来伯された時、月次祭に「ポルトガル語で挨拶をしたいから」と一生懸命に練習なさいました。参拝当日、緊張した面持ちでポルトガル語で挨拶を始められると、場内から大拍手が沸き起こりました。その時、先生は嬉しそうな、そして少し恥ずかしそうでした。信者さんに与えた印象は、まさに「感じのいい人」でした。その後、巡られた各地の教会でも、皆さんから「小林先生は、感じのいい人ですね!」と言われました。先生は、笑顔で挨拶しながら、誰とでも気さくに握手をしてくださいました。本当は、大変お疲れだったと思いますが、出立なさる間際まで、笑顔を絶やさず、周りの人に気を遣ってくださいました。

私が国際部で、渡辺先生に厳しくられていると「マルコも一生懸命頑張っているから、そんなに怒らなくても」と、いつもかばってくださいましたね。そして、私が小林先生にられていると、今度は渡辺先生が「小林さん、君がマルコをあまりるな!と言ったんじゃないか」と言い、渡辺先生と小林先生お二人のやりとりが面白く、お互いに信頼し合う姿を側にあって、本当に人として大切なことを学ばせていただきました。

小林先生、私たちは互いを信頼し、協力し合って、今後もしっかりと聖地を守り、教団を守っていきます。多くの先達の先生方と共に、霊界からお見守りください。本当にありがとうございました。


タイ国本部長
パイロ ウィラチャリー

小林前理事長のご訃報に際し、世界救世教タイ国本部一同、慎んで哀悼の意を表します。

小林先生のこれまでのご高徳をお讃えさせていただくとともに、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

霊界でお幸せに過ごされ、大神様・明主様のおそばで御用にお仕えされますことを、ご祈願させていただきます。


ヨーロッパ本部長
カルロス エドアルド ルシオウ

私たちは小林先生が世界救世教の信徒だけではなく全人類に与えてくださった幸せを忘れません。ご浄霊と御教えを中心とした先生の誠の信仰は私たちの心に刻まれ、感謝の気持ちでいっぱいです。これからも霊界から私たちをお導き続けてくださると信じ、先生が未曽有な状況の中でも教団のために尽くしてくださった事は私たちにとって感謝の念に堪えません。

ご生前のご功績を偲び、心よりご冥福をお祈り申しあげます。


救世ランカ財団副理事長
キングスリ カリヤワサン

小林先生が霊界へ帰られましたという突然の悲しいお知らせに、今もなお信じられない思いでいっぱいです。

今はスリランカの地よりご冥福をお祈り申し上げますとともに、小林先生からいただいたご指導を心に刻み、地上天国建設の御神業に救世ランカ財団の信徒全員一丸となって歩ませていただきます。


いづのめランカ財団副理事長
TG ラヒル

小林先生が霊界へ帰られたという悲しいお知らせに、今もなお信じられない思いでいっぱいです。

小林先生には、スリランカへ幾度となく足を運んでいただきました。その度に、先生は信徒らの声に耳を傾け、専従者らを励まし、いづのめランカ財団の発展に心を砕いてくださいました。優しく、時には厳しくご指導いただいた先生とのたくさんの思い出に深く感謝申し上げますとともに、これからも明主様のおそばで御用に励まれますことを、心からお祈り申し上げます。


アフリカ本部長
クラウジオ クリスチアノ レアル ピンエイロ

小林先生が霊界へ帰られたという悲しいお知らせに、今もなお信じられない思いでいっぱいです。

小林先生のことを思うとマーティン・ルーサー・キングの言葉を思い出します。「安全でも政治的でも人気的でもない立場をとらなければならない時が必ず来る、良心が正しいと判断しているので、それを行われなければならない」

心から小林先生のご冥福をお祈りいたします。


北米教会教会長
ネグロン マルコ

最初に、小林先生の聖地と明主様の御教えを守るために立ち上がられた多大な勇気と決意、御尽力に深く感謝申し上げます。

先生に接し、何時も感銘を受けていたことは、先生が訪問された国々、聖地で海外の信徒を迎えられる時、各国それぞれの言葉でご挨拶をしてくださったり、ご指導をしてくださっていたことです。そのような心遣いや態度が多くの信徒に愛される要因だったと感じております。

そして、先生が2007年に訪米中、当時私が担当していたニュージャージー州のセンターにも訪問してくださいました。その時の御神前で敬虔な祈りを捧げられた先生のお姿は今もなお鮮明に私の目に焼き付いています。私が日々御神前で参拝をする度に、先生のお姿を思い出し、気づけば先生と同じ姿勢でお祈りしている自分がいます。

そして先生には、私の結婚の折、仲人をしていただき、その後27年間私共家族のことを気遣い、温かく見守ってくださいました。

先生からいただいたご指導を胸に、北米信徒一同、御神業発展のために邁進させていただきます。

心よりご冥福をお祈りいたします。


浄霊フェローシップヘッドミニスター
古川 リチャード

小林先生ご帰幽の報に接し、北米浄霊フェローシップ一同謹んで哀悼の意を表します。

明主様の御教えにどこまでも従い、どんな困難に直面しようとも、明主様の遺された聖地と教団をお護りするという先生の信念と勇気に、私達は深い敬意と心からの感謝を捧げるものであります。

先生のリーダーシップと誠の信仰は、これからも世界中の信徒を励まし続けてくれることでしょう。

先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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