熱海で電動カート実験 快適な移動手段を模索

熱海瑞雲郷のつつじ山の前を軽快に走る電動カート

環境負荷が少ない移動手段として注目されている電動カート(グリーンスローモビリティ)のバッテリー開発実証実験が、熱海・瑞雲郷内で行われています。

これは熱海市で環境問題に取り組む、一般社団法人グリーンエネルギー推進協議会からの提案を受けたもので、教団では、聖地で人と車などの移動手段が安全に共存できるあり方を探りたいとの願いから協力しました。

実験期間は令和3年(2021年)4月8日から7月7日の予定で、境内を職員らが運転し、走行データや記録などを取っています。

電動カートは、4人乗り(運転者含む)で最高速度20キロ、軽自動車として登録され、公道も走行可能。家庭用コンセントで充電ができます。

4月8日の納入日には、グリーンエネルギー推進協議会、電動カート所有者である(株)リコー環境事業開発センター、納入業者のモビリティワークス社、教団関係者が集まり、カートの試乗が行われました。参加者は、救世会館から満開のつつじ山を愛でつつ、水晶殿まで走行体験をしました。

その後は、聖地一泊奉仕参加者や職員らが乗車し、「私は足が不自由ですが、電動カートで聖地を見て回れて幸せな気分になった」「排気ガスが出ず、聖地を汚さないのでとても良い」などの感想が聞かれています。

実験の様子は、静岡新聞社から取材を受け、5月31日付朝刊で「脱炭素社会へ熱海で実証実験」との見出しで掲載されました。

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