聖地の建物が国登録文化財に 貴重な建築を未来へ継承

箱根・神仙郷の「山月庵」「日光殿」「箱根美術館本館」「別館」「休憩所」の5つの建物が、国の登録有形文化財に登録される見通しとなりました。

今回の登録により、神仙郷内の国の登録有形文化財(建造物)は「神山荘」(平成13年登録)と合わせて6件となります。

これらの建物は、令和3年に国の名勝に指定された神仙郷を構成する重要な要素であるとともに、来訪者に広く日本文化を紹介する目的で建造されている点などが評価されました。

杉原理事長は、新穀感謝祭の挨拶の中で「令和3年の神仙郷の名勝指定に続き、私たち信徒にとって大変誇らしく、喜ばしい慶事であり、明主様もさぞかしお喜びくださっているものと拝察しております。明主様の御神業を、あたかも国がお讃えし、後押ししてくださっているような出来事が続いており、本当に神様が働かれる時を迎えているのだと感じさせられます」と喜びを語りました。

なお観山亭は、現在屋根の修復工事を行っているため、今回の答申には含まれておらず、工事完了後に登録に向けた手続きが進められる予定となっています。

山月庵

山月庵と紅葉

昭和25年、茶室造りの名匠、木村清兵衛氏が、心血を注ぎ、3年で完成。現代の名室のーつとされています。建坪は82㎡(25坪)、屋根は茅葺方形づくり。書院式の広間は八畳で、草庵風の小間は三畳中板。小間の床前の天井は、格式高い格天井。露地は閑寂な気に満ちています。

日光殿

日光殿

建築家吉田五十八氏による設計で昭和23年8月完成。当時100坪以上の建設は許可されず、後に増築して現在に至ります。建坪730㎡(221坪)、広間は191畳。御光筆「日光殿」が掛けられています。箱根での祭典行事が行われ、光明神殿竣工後は諸行事に使用されています。

箱根美術館 本館、別館、休憩所

箱根美術館 本館

昭和27年6月15日開館。自然美の中で見事に調和する美術館は、東洋美術の傑作がそろう場所として、大きな評価を受けました。本館は鉄筋コンクリート3階建、総建坪881㎡(267坪)。明主様は建物の設計から、展示ケース、美術品の並べ方まで自ら指揮されました。

国の登録文化財(建造物)とは?

歴史的建造物のうち、一定の評価を得たものが文化財として登録され、建物の保存や活用が図られます。登録基準は、原則として、建設後50年を経過し、

・国土の歴史的景観に寄与しているもの
・造形の規範となっているもの
・再現することが容易でないもの

のどれかに該当することとなっており、現在約1万4000件が登録されています。

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