- 創立
- 1972年(昭和47年)6月15日
- 本部
- 静岡県熱海市
- 教室数
- 1017(2012年3月末)
- 受講生
- 5000人(2012年3月末)
- 教授職
- 700人(2012年3月末)
- 海外拠点
- 欧米、アジア、南米など約30か国
花による天国化
岡田茂吉開祖は、「いかなる場所にも花があるようになれば、人々の心を癒すうえで大きな効果がある」と述べ、1949年(昭和24年)、花による社会の天国化を提唱。すべての家庭に花を飾ることを奨励し、生活の中に花を取り入れることの重要性を説きました。
また、花の栽培も奨励し、自らも庭で花づくりをするとともに、四季折々に室内に花を生けることを無上の楽しみにしていました。
美はしき 花に見入りて意(おも)ふかな 神の恵みのいとも深きを
自然の美を生かす
開祖の生け花に対する姿勢は、「花のもつ自然を生かし、表現する」という言葉に象徴されます。その心を、次のような言葉で表しています。
「スッと切ってスッと挿(さ)すとじつにいい」
「できるだけ自然のままに生ける」
「あまりいじると花が死んでしまう」
「花のもつ個性を生かして生ける」
また、調和の心を大切にし、床や置物、掛け物、花器などにぴったり合うことが大切であるとも説いています。
つまり開祖の生け花は、できるだけ花のもつ自然の美を生かし、周囲との調和の美を求めたものでした。
いけばな山月は、開祖の自然尊重の精神に従い、花を愛する心を花の姿に託して、人心の浄化、社会の美化に貢献しようとするものです。
野に山に 色とりどりに咲く花は 神の恵もう宝にぞある