
敷地面積約7万5千坪の熱海瑞雲郷
JR熱海駅からタクシーで約5分の山の中腹に位置する瑞雲郷(敷地面積約7万5千坪)は、岡田教祖が箱根・神仙郷とほぼ同時期に造営を進めた神苑で、救世神殿や救世会館などの諸施設があります。
苑内には、早春、馥郁(ふくいく)たる香りを放つ約360本の紅白梅をはじめ、桜、ツツジ(約40種類3600本)、アジサイ、萩などが植えられ、季節の花を楽しむことができます。

教祖が愛した尾形光琳の「紅白梅図屏風」の感覚を造形の世界に写した梅園
急峻(きゅうしゅん)な土地に開かれた境内からの見晴らしは格別で、幾重にも重なり合う伊豆の山々と海に伸びる岬、洋々とした相模湾に浮かぶ初島や伊豆大島、三浦半島から房総半島まで一望できます。特に眺望のよい場所にある半円形の水晶殿(昭和29年に竣工)は、正面半円180度には支柱のない構造を採用。ガラス越しに襖絵のようなパノラマを楽しめます。

見頃を迎えたつつじ山。花の形、色も様々で美しいモザイク模様に
MOA美術館(昭和57年開館)は、岡田教祖の蒐集(しゅうしゅう)による尾形光琳筆「紅白梅図屏風」など国宝3点、重要文化財65点を含む3500点を所蔵しています。東洋美術を中心に、絵画、書跡、工芸など各分野にわたり、近年蒐集の西洋絵画や彫刻なども含まれています。この他、生け花、茶の湯、芸能、児童作品展など、幅広い文化活動が行われています。