京都平安郷

平安郷広庭

なだらかな曲面に芝生が植えられ、夏は鮮やかな緑、秋から冬は黄金色になる

 京都・嵯峨野の中でも特に平安時代の面影を残していると言われる一角に平安郷(敷地面積約3万坪)があります。この地域は歴史的風土保存特別地区に指定され、美観や歴史的風情が保たれています。

春秋庵と紅葉

春秋庵のそばのモミジが日に日に赤く染まる

 柔らかな山並みの麓、広沢池の畔に位置する平安郷は、広々とした庭(約1万5千坪)に2本の小川が配され、梅、桜、楓など季節を彩る花木や約100種類もの山野草が植えられています。さらに庭の奥には、閑静な竹林(約3千坪)や嵯峨野を一望できるスポットもあり、四季折々の美しさを満喫できます。

しだれ桜

枝垂れ桜が満開の頃、観桜会が行われ、大勢の来苑者でにぎわう

 広沢池は古くから月の名所として知られていますが、桜の時期や名月の頃には、平安郷の庭を広く市民に開放しています。広沢池越しの借景が心地よい野点をはじめ、特設ステージで催される雅楽や邦楽などを楽しむことができます。

 また平成27年4月、平安郷参道入口の南東に岡田茂吉記念館が開館しました。教祖の書画の展示をはじめ、平安郷庭園の四季の情景などを紹介しています。
岡田茂吉記念館