2023年8月、浄霊研究小冊子『見えない力、見える効果 浄霊の不思議を解く』が発行されました。冊子のダイジェストを紹介させていただき、浄霊研究の概要を学ばせていただきます。
岡田茂吉師は、論文「世界救世教とは何ぞや」の中で、世界救世教の目的は、「地上天国」の樹立であり、 現在の文明が、人類の幸福の伴わない物質面のみの進歩であると指摘。精神面を飛躍させ、物質文化と融合した宗教文化の創成普及をめざすことを説いています。
さらに活動の根本は、「有神思想」を呼び覚ますことで、それには人間を超えた驚異的な力によって神の実在を示していくことが重要と考えました。方法としては、神の力による浄霊の奇蹟的な事象を示していくことでした。
岡田茂吉師は、「万有は科学に漏れるものはないとともに、宗教に関係のないものもない」と、宗教と科学が深い関係性をもつことも明らかにしました。科学の進歩によって、神の光の微粒子も確認できるようになることを示し、浄霊が「最も進歩した科学的方法であり、二十一世紀の医学である」と強調。浄霊を科学として世に問い、「最尖端科学」して世界的医術になることを期待していたのです。
研究記事を掲載
令和3年(2021)12月に九州大学名誉教授の山本博士らの浄霊の科学的な研究についての論文が、アメリカの学術雑誌『EXPLORE』で発表されました。
すると英国の出版社「リサーチ・アウトリーチ」から、論文に関する記事を掲載したい旨の申し出がありました。同社は科学と社会をつなぐことをコンセプトに世界中の研究者、ノーベル賞受賞者、政府機関、企業の研究チーム等と協力して幅広い研究領域から記事を掲載しています。
山本博士らはその依頼を了承し、2022年6月号に記事が掲載されました。見出しは「バイオフィールド療法 浄霊が健康上の利益をもたらす証拠」となっています。
バイオフィールド療法は、欧米を中心に認知されており、1994年の米国国立衛生研究所(NIH)の会議では、この療法が代替医療として認められています。バイオが「生命」「生体」「生物」を、フィールドが「場」を意味し、生命力の根源とも言うべき霊体の精霊に相当するものと考えられます。
このように浄霊は自然治癒力を強化促進する同療法の一種として広く科学誌で紹介され、その後、多くの反響が山本博士のもとに寄せられましたのでした。