持続可能な社会づくり
2023年SDGsチーム報告

いづのめ教団では、令和2年(2020年)にSDGsプロジェクトチームが発足して3年目を迎えました。各部門において地道な活動が続けられています。

きれいな水を聖地から EMで水質浄化

8月8日、熱海・瑞雲郷のお池、京都・平安郷の鏡池などでEM活性液を一斉に投入しました。これは、水質浄化を目的にEM入りの土の団子を河川、沼、海で投入する「世界EM団子の日」にあわせて行われたもので、各地の活動の様子をライブ映像でつなぎ、一体感をもって実施されました。

水質浄化を願ってEM活性液を投入(京都・平安郷の鏡池)

昨年からミロクコミュニティ救世神教(本部:三重県津市)の自然農法担当者が本プロジェクトの会議に参加し、情報交流を行っています。同団体は、本教の友好団体で、自然農法センターとも情報交換を行っています。同団体の関係者は、この日に合わせて、三重県内の漁港や湖などに多くのEM団子を投入しました。

救世神教の関係者がEM団子を投入(三重県白子漁港)

偉力満ちる土に 瑞雲郷・平安郷

瑞雲郷のいづのめ荘に隣接する桃山台ファーム(敷地約400坪)は、24種類以上の野菜を収穫しました。神様へお供えされた他、祖霊様のお膳、祭典予約販売用の弁当の材料などに用いられています。花卉も栽培され、いけばな山月の花材に使われています。

かつてここはガレキや雑草で覆われた土地でしたが、新穀感謝祭に琉球大学名誉教授の比嘉先生が視察し、どんな土地でも自然農法ができることを実証するモデル農場との評価をいただきました。

平安郷ではバラ、ユリ、マリーゴールド、オルラヤなどを栽培し、館内に生けたり、苗を信徒、近隣へ配布しました。自然農法菜園では、ソラマメ・ネギ・トマト・ローズマリーなどを育て、研修センターの食堂の材料に使用されています。

苑内で間伐した竹材は、柵や手すりの材料に使われています。平安郷では、各拠点での生ごみ堆肥化講座、廃油せっけんづくりなどのSDGsの研修の受け入れもできますので、希望される拠点はお問い合わせください(平安郷研修センター 電話 075-872-3550)。

作物への感謝高まる 稲づくり体験

自然農法センターでは、サンシャインファームあいち(知多草木農場)で、愛知教会の信徒と共に稲のタネまきから稲刈り、俵編みまでの体験プログラムを実施しました。

5月に約7000㎡の田んぼ用にタネまき、6月にはみんなで手植え・田植機体験。7月の除草体験を経て、10月の稲刈り。11月は俵編み体験を実施。わら選り、編みヒモの準備、胴体編みを行いました。

みんなで田植えを楽しむ(知多草木農場)

稲刈り時の昼食では、自然農法産サトイモ入り豚汁や農場産の新米が提供され、大好評でした。参加者は「こうやって食べるものができるんだ」と一連の作業で実感し、作物への感謝が強くなりました。俵づくりにはお友達も参加しました。

EM研究所ではEMの基礎知識やEM整流結界、また、要望の多かったEMボカシの生ごみ堆肥化の勉強会を実施。令和5年はコロナの影響かEMWの売上が例年の10%増となりました。EM製造時に出る残渣の堆肥化にも取り組んでいます。

地域密着の取り組み 教会・浄霊センター

愛知教会ではSDGsニュースペーパーを発行して啓発活動を行ったほか、浄霊センター単位では古紙リサイクルやゴミ分別の徹底、EM廃油せっけんづくり、牛乳パックでミニ花容器づくりなども実施しました。

東日本エリアでは、継続して「神を顕す」ことを実践理念として取り組んでいます。新宿センターは、地域の災害時避難施設・帰宅困難者一時滞在施設に行政より認定され、補助金を活用し、備蓄品等を完備、災害受入訓練も実施しました。

また、ウクライナ避難民24名がいけばな山月を体験し、お花の持つ癒しの力の素晴らしさを感じました。

花を生けることで穏やかな気持ちに

成増センターは、近隣の敷地を活用し「自然を楽しむ・みんなの農園」を開設。収穫したお野菜は「光の野菜」として浄化者へ届けています。

さいたまセンターでは、フードポストを常設し、月次祭のお下がりの乾物や家庭で余った食品を区役所やフードバンクなどに寄付しています。

鎌倉教会では、マイボトル、マイバッグの徹底、EMによる生ごみ堆肥化、米のとぎ汁発酵液の活用、ミニ花づくりとその配布に取り組んでいます。教会前に季節の花などを植え、地域の美化運動に努めたり、防災、防犯活動を通して地元住民との交流を深めています。また、青年信徒などによるピアノ演奏会や子供たちと自然農法を体験して学ぶ「キッズファーム」も継続しています。

老若男女3世代が芋掘りを楽しんだ(鎌倉教会)

北陸教会では、花壇に咲いた花を自家採種した種(ジニア、ケイトウ、アサガオ)と平安郷のマリーゴールドの種を袋詰めし、約30か所の拠点や信徒へ送付しました。また聖地祭典などで約500人の信徒に配布。種は各地で花を咲かせ、「きれいに咲いた花を見て、種がほしいと言われたから、次は種を周囲に配ります」などの感想が全国から届きました。来年はお友達への配布をめざしています。

心あわせて花壇を整備(北陸教会)
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