聖地のそばで圃場整備 遊休地を有効利用

教団のSDGsチームでは、熱海瑞雲郷にあるいづのめ荘横の駐車場周辺の土地(約400坪)を利用して、自然農法菜園および花卉栽培の圃場づくりを行っています。

奉仕者の作業によって整備が進む
奉仕者の作業によって整備が進む

この土地は、石や瓦礫、雑草で覆われた斜面に囲まれており、これまで有効利用されていませんでした。

昨年4月から土地の開墾をスタート。最初に石や瓦礫を集めるとともに、土地の状況を調査することから開始しました。作業に入る前には、必ず明主様に御守護をお祈りしてから始めています。

この農園は、土地の名前にちなんで「桃山台ファーム」と名付けられました。開墾から1年経ち、花卉栽培エリアでは、花が植えられる状態になりました。かつては藪のような場所にチューリップ、アネモネ、フリージアなどの色鮮やかな花々が咲くと、明るい雰囲気があふれてきました。

2つのエリアからなる桃山台ファーム
2つのエリアからなる桃山台ファーム

コロナ禍で大勢での作業が行えない状況が続きましたが、令和4年(2022年)3月27日には静岡や神奈川などから19人が奉仕に参加しました。

自然農法エリアでは、落ち葉が山積みとなっており、圃場づくりが継続して行われたほか、実のなる桃の木が6本植えられました。

5月3日には、本部職員の家族など11人が集まり、自然農法エリアの石垣づくりを実施。かつての瑞雲郷建設のように、土地から出てきた石を丁寧に並べて圃場を整備していきました。

参加した中学生からは、昼食や休憩時間を惜しむほど作業に没頭。「自分達で考えながら石垣を造り上げていく作業が楽しい。次があればぜひ参加したい」と満足げに語っていました。

今後、石組みの間には、シバサクラ、ツツジ、ヤブランなどが植えられる予定です。

桃山台ファームでは、これまで延べ330人が作業に参加。今後さらに圃場を充実させ、収穫した野菜や花卉が教団の研修やいけばな山月の活動に利用できるよう取り組んでいきます。

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